クラブニュース

クラブニュース

大型ルーキーコンビ、伸び代無限大

今年の男子バスケットボール部は飛躍的な健闘の年となった。
リーグ戦7位とインカレ出場こそ叶わなかったが、春の全関西で3位、夏の西日本では九州地区1位のチームに勝利するなど常に上位争いを繰り広げ、関西屈指の強豪としての片鱗を見せつけた。

観客を沸かせるルーキー

近年急速に力をつけてきた背景には、大体大スタイルの積み重ねと、何よりスター性のあるルーキーが毎年加入していることにもある。
注目は、昨年入学した藤本巧太(体育2)。昨年のインカレでは、プロ入りを果たした筑波大のPG青木保憲(現・川崎ブレイブサンダース)と互角の戦いで観客を沸かせ、今年の学生日本代表候補にも選ばれた期待の新人だ。
さらに今年は、藤本にも引けを取らないルーキーが2名加入。アデバンジョ・ウィリアム(体育1)と中原啓太(体育1)の両名は、高校バスケでチームの中心選手として活躍し、全国大会出場経験もある。比嘉靖監督は「まだまだ伸び代もあるし、期待できる」と太鼓判を押す。
ルーキーながらスターティングメンバー入りし、入学早々に行われた全関西〜リーグ戦の試合では二桁得点をあげる大活躍で観客を沸かせた。
身体能力の高さだけでは超越できないその活躍ぶりは、個々の武器とバスケットに取り組む姿勢が関係している。まず、ウィリアムの武器は、身長差を感じさせないリバウンドと、アグレッシブにルーズボールに飛び込む泥臭いプレー。反面、試合ではダンクを決めるダイナミックなプレーで、会場を一瞬にして歓喜に沸かせるスター性も十分。早くも大体大の元気印は間違いなしだ。
一方、中原の武器は高身長を活かしたスマートなプレイ。ペイントエリア内でもこともなげに得点を量産する。これには関西学生のセンター陣も翻弄されたようだ。

100%プレーを誓う

可能性を秘めた2人のルーキーは、発言からも飛躍の可能性を感じさせる。
「どんなときも100%でプレー。コート上での存在感を出せるようにならないと」と話すのはウィリアム。リーグ戦5試合を怪我で出場できなかったこと、また得点に絡めなかったことを直近の課題とし、今のプレースタイルを追求しながら、フィジカルとドライブの強化、シュートフォーム改善をはかると意気込む。目標と課題が明確であるが故に、成長は必至だ。

課題克服が優勝への鍵

「ディフェンスでは11が守れること。オフェンスではペイント内だけでなく、離れたところでも決められるようにする」と語ったのは中原。
春から現在までオフェンスはある程度通用していたが、ディフェンスではフィジカルで押し込まれ、リバウンド勝負に負けているシーンが多かった。外国人留学生が多く加入した今年の関西で勝ち抜くには、マルチに対応できるセンターが必要となる。中原は早くもそれを痛感したのだろう。「フィジカルを強化することで、ディフェンスでは押し込まれることでの得点はなくなるし、リバウンドを取ることができる。オフェンスではもっとうまくステップが使えるようになるので、ペイントエリア外でもシュートを決めきる力がつく。新人戦では課題を克服し、優勝目指して頑張って行きたい」
何でもできるセンター像。彼が課題を克服した先には、新人戦優勝が見えてくる。

【スポーツ局 中村 優志】