大阪体育大学社会貢献センターは、泉大津市教育委員会から委託を受けて、スポーツ体験プログラム「めざせ!!スポーツマスター」を実施しています。8月11日の第6回は貝塚市のキャンプ場「渓流園地」で「アウトドアを楽しもう」をテーマに開催。本学スポーツ科学部で野外教育を専門とする伊原久美子教授の指導のもと、本学の学生11人がサポートを務め、泉大津市内の小学3年生以上の児童がシャワークライミングに挑戦しました。


仲間と協力して挑む「シャワークライミング」
シャワークライミングとは、山の中の沢や滝を登りながら上流を目指すアウトドア活動です。水の流れが強い沢を進んだり、約2.5㍍の高さがある砂防(土砂をせき止めるための壁)を登ったりするため、仲間同士で手を取り合い、足を支え合いながら、力を合わせて進みます。
今回、シャワークライミングに挑戦したのは、小学3年生から6年生までの33人です。1班5人程度の縦割り班をつくり、それぞれの班に大学生がサポートとして付き添いました。

サポート役の大学生と。班のメンバーとの絆も深まります
まずは仲間との距離を縮めるところから
バスを降りてから活動場所の渓流園地まで45分歩きました。歩きながら班ごとに自己紹介し、お互いを知る時間を過ごしました。到着後に昼食をとる頃には、班の雰囲気も次第に和らぎ、子どもたちの距離も少しずつ縮まっていきました。
昼食後は、ライフジャケットとヘルメットを着用し、安全確認を実施。続いて、仲間と協力して活動するためのスキル講習を行い、手のつなぎ方や足の支え方などを練習しました。

ライフジャケットとヘルメットの着用安全確認 教職員と大学生が確実にチェック
声を掛け合い、力を合わせてゴールへ
いよいよ、班ごとに順番にスタート! 序盤は、慣れない環境のなか、自分自身のことで精いっぱいでしたが、活動が進むにつれて、少しずつ周囲を見る余裕も生まれてきました。高学年の児童が下級生に手を差し伸べたり、「大丈夫?」と声を掛けたりする姿も見られました。
約1時間半の行程には、背丈を超える砂防が3か所、約4㍍の岩場など、子どもたちにとって簡単には乗り越えられない場所がありました。それでも、決してあきらめることなく一生懸命頑張ります。大学生は、手助けしたくなる気持ちをぐっとこらえ、「ここは滑るよ、気を付けて!」「手を引っ張ってあげて!」などと積極的に声を掛け、子どもができることを最大限伸ばせるよう、「自分の力でやってみたい」という子どもたちを見守り、優しくサポートしました。こうして、班員同士で声を掛け合い、手を取り合いながら、一人ひとりが全力を尽くし、ついに、全員が無事にゴールまで到達できました。

難所は大学生がしっかりと手助け 現場の状況把握や子どもの体調管理など大活躍

子ども同士で支え合い できることも増え、成長が感じられます
「やってみよう」の一歩につなげる
活動の最後には、今回のシャワークライミングへの挑戦を振り返り、はじめてのことや新しいことに挑戦する勇気や、仲間と協力して困難に立ち向かい、乗り越えることの大切さについて、みんなで考えました。今回のプログラムが、子どもたちにとって「やってみよう」と一歩踏み出すきっかけとなり、仲間と支え合うことの大切さを感じる経験になっていることを願っています。
大阪体育大学社会貢献センターは、今後も地域社会との連携を深めながら、スポーツを通じた人づくり・地域づくりに積極的に取り組んでまいります。

挑戦する勇気を持つこと、仲間と支え合うことの大切さを学ぶ機会