スポーツ局ニュース

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本学スポーツ局主催によるキャリアプログラムにて男子飛込競技・寺内健氏の講演会を開催しました

2019年26日(水)、本学50周年記念館(L号館)3階教室にて、本学スポーツ局主催による本学学生へのキャリアプログラムを開催しました。

本会では、男子飛込競技の国内第一人者でオリンピック5大会に出場を果たしている寺内健氏を招いて、『学生のアスリートにおける、デュアルキャリアの重要性を考える』と題した講演を行いました。

男子飛込競技・寺内健氏

男子飛込競技・寺内健氏

近年、スポーツ界では“デュアルキャリアの重要性”が注目されつつあります。とはいえ、まだまだ一般的には耳馴染みの薄い言葉であり、実際、競技現場でも徐々に浸透しはじめている状況です。

デュアルキャリアとは、競技者自身の“人生”というキャリアに、アスリートとしてのキャリアを加えた二重のキャリアを指す概念です。今、競技生活における一定期間を、学業や仕事、人生の成長段階での重要な出来事とうまく組み合わせて、「アスリート」として、また「人」としての自己実現を支える環境を整えることが重要だと叫ばれ始めています。つまりデュアルキャリアとは、これまでは競技生活を終えた後の社会生活をどう営んでいくかといった「セカンドキャリア」が重視されてきましたが、これを現役のときから考えようというものです。

本学スポーツ局では、「学生アスリートの修学、キャリア形成、生活の支援」を掲げ、学生アスリートが競技力向上を追求しつつも、一人の人間として広い視野を持ち、自分自身の人生を設計していくための環境整備を推進するなど、いち早くデュアルキャリアへの取り組み始めており、今回のキャリアプログラムはその一環として開催されました。

寺内氏は講演で、目標の作り方やコーチとの関係といったアスリートとして成長するための具体的な方法を伝えていました。また、コーチから「人として成長しなければ、競技者としての成長もない」、「一流選手としての必要な三角形の底辺には“人間としての成長”が欠かせない」と言われ続けていきたことなどのエピソードなども披露していました。

男子飛込競技・寺内健氏

男子飛込競技・寺内健氏

多くの参加者が寺内さんのお話に聞き入りました

多くの参加者が寺内さんのお話に聞き入りました

現役アスリートの社会は、やはり一般社会とは異なる特殊な世界であり「社会の中で生きている気がしなった」という思いから、自身を試すために一度は現役を引退し、会社員として就職をした経験を持つ寺内氏。そこで感じた自身の強み、弱みなどを客観視し、武器にしていくといった経験談を聞くこともできました。

オリンピック5大会出場、2001年世界選手権銅メダリストという輝かしいキャリアはもちろんのこと、現在も2020東京五輪を目指している一流アスリートからのメッセージに、学生たちは真剣な面持ちで話に聞き入っていました。

寺内氏は競技を始めてから常に第一戦で活躍してきたこともあり、1920歳頃にはすでに競技生活を終えて社会へ出た時の不安を感じていたといいます。「だからといって、みなさん、いきなりリアルに考えられないかもしれませんが、いつか岐路に立った時に僕の話を思い出して、『こんな風に考えたらいいと言っていたな』と、思い出してくれたら」と、スポーツ界の後輩たちへエールを送りました。

「熱意と知識があればいつでも、どこからでも始められる」、これは一度引退し再び競技生活に戻った経験を持つ寺内氏だからこその言葉であり、とても有意義な講演となりました。

寺内さんとの記念撮影

寺内さんとの記念撮影

本学では、今後も引き続き学生アスリートのデュアルキャリアを支援する環境を整備し、学生自らが自身のキャリアを考えていくことが出きる力を育む取り組みを続けていきます。