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2018.11.07

“わずか6秒”の脚力を競う! 公益財団法人JKA主催「ペダリングパワーチャレンジin大阪体育大学」

豪華賞品目当てか部の威信を賭けてか、みんな必死でワットバイクを漕ぐ

豪華賞品目当てか部の威信を賭けてか、みんな必死でワットバイクを漕ぐ

10月27日(土)・28日(日)、本学多目的グラウンドにおいて、公益財団法人JKAによる「ペダリングパワーチャレンジ」が開催されました。

 

公益財団法人JKAとは「競輪」と「オートレース」の振興法人であり、「ペダリングパワーチャレンジ」は次世代の自転車競技者の発掘や拡大のため、自転車トラック競技を体感する機会を提供するイベントとして展開しています。また大体大DASHも、スポーツ振興や地域貢献に対する拠点づくりとして積極的に大学施設を開放してきた経緯があり、そうした双方の思いが合致したことにより実現に至りました。

 

このイベントは、海外で多くの実績があるインドアバイク「Wattbike(ワットバイク)」を使用し6秒間ペダルを漕ぐ最大パワーを測定し、日本競輪学校生徒の数値を基に算出したTスコア(PPCスコア)で順位を競います。本学以前に、昨年11月の鹿屋体育大学を皮切りとし、今年6月には関西大学・関西学院大学、9月に近畿大学、10月に至学館大学の4校で実施されており、いずれの会場でも大盛況しています。今回は体育専門である本学ということもあり、これまでの記録を更新する者が現れるかが注目の的でした。

 

この日、本学では年に一度の大イベント・雨山祭が開催されていました。その影響もあり、同イベントには204名(男子135名・女子69名)というたくさんのチャレンジャーが参加。日々それぞれの部活動で鍛えた脚力に自信のある勇者たちが挑戦しました。

 

ちなみにプロである競輪選手の新人選手(デビュー1年後)を参考にすると、男子の場合6秒間最大パワー1600Wを出す選手で年間平均獲得賞金約1300万円、1480Wで約800万円、女子の場合6秒間最大パワー1000Wで約1000万円、900Wで約700万円というデータがあります。

 

同イベントでは上位者に賞品が用意され、1位には5万円相当、2位で2万円、3位で1万円など、それぞれAmazonギフト券を贈呈。さらに、男子の場合「絶対値パワー1450W以上もしくは体重値パワー19.0W/Kg以上」、女子の場合「絶対値パワー800W以上もしくは体重値パワー14.0W/Kg以上」を叩き出せばもれなく500円のクオカードが授与されますとあり、学生アスリートたちは、思わぬ“ごほうび”を目当てにペダルを必死に漕いでいました。

 

この結果、さすがは体育専門の大学であると声高にいえるのは、これまで実施してきた大学で想定してきたクオカードの予定配布枚数を大幅に上回ってしまうという、嬉しい誤算が発生。多くの学生アスリートたちが上記の基準をクリアしていきました。

 

男子の部で優勝した飯田選手は、過去4大学でトップだった近畿大学(1832W)の記録を更新

男子の部で優勝した飯田選手は、過去4大学でトップだった近畿大学(1832W)の記録を更新

 

また、健脚を誇るアメフト部、ラグビー部、陸上部などを中心に挑戦した結果、見事1位を獲得したのはなんと男女揃って陸上部所属者。男子の部では飯田選手がパワー1878W・体重値24.2w/kg・総合PPCスコア72.0という記録を叩き出し、過去4大学の優勝者の記録を大幅上回りました。さらに女子の部でも山本選手がパワー1385W・体重値13.9w/kg・総合PPCスコア62.4とし、こちらも過去4大学の記録を塗り替える驚異的な記録となりました。

 

女子の部で優勝した山本選手は、過去4大学でトップだった鹿屋体育大学(1128W)の記録を更新

女子の部で優勝した山本選手は、過去4大学でトップだった鹿屋体育大学(1128W)の記録を更新

 

公営競技として認知されている「競輪」は、オリンピックの自転車競技トラック種目の「KEIRIN」としても採用されており、注目されています。体育大学生としての健脚を見せつけ優勝した2名はもちろん、多くの学生アスリートが基準値をクリアしたペダリングパワーチャレンジをきっかけに、卒業後は自転車競技へ転向し、一流の競輪選手や、オリンピック選手として活躍するかもしれません。

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